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『13時間前の未来』

これぞエンターテインメント小説! 妻を殺されたばかりで悲嘆に暮れるニックは、謎の男から過去に戻って妻の殺害を阻止するように依頼される。なぜそんな依頼をされたのか、なぜ過去に戻れるのかはわからないが、愛する妻を救えるならそんなことはどうでもいい――というわけで、ニックは妻を守るべく過去へと戻る。 殺害時刻の直前に戻れるなら、阻…
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『暗い鏡の中に』

本格ミステリを読んだ! 久々にそんな気分にさせてくれる本だった。 文庫で300ページ足らずなのに、この充足感はなんだろう? すばらしい。 分身現象による殺人事件を題材にした作品で、人の強い念だか何かによって現われた分身が殺人を犯すというストーリーなのだが、私としてはそんな超常現象で事件が片づけられてしまっては困る、真犯人がいるは…
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『眺めのいいヘマ』

コージーはほっとひと息つける感じが好きなんだけど、シリーズものばかりだから、既刊本を読破してないと最新作を読めないのが、ちょっとね~。 それにシリーズが進むにつれて、どんどん登場人物が増えて、この人誰だっけ、どんな性格だっけ、と思いだすのに必死で、純粋にストーリーを楽しめないのよね……。 などとお嘆きのあなた! 『眺めのいいヘマ』を…
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『生、なお恐るべし』

保安官と西部の話が好きだから、これはいいかもと読みはじめた。実際に登場するのは保安官補とカナダだけど。 少し読んで、麻薬取引とそれに絡んで人がバンバン殺される話か? と、やや引き気味になる。 けど、引く必要なんてぜんぜんなかった! 生活のためにやむなく運び屋をやっている五十代のハントの枯れ具合が絶妙だから。いや、枯れてると言っ…
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『時の地図』

これスゴイ! まずは翻訳。リズムといい、語彙の豊さといい、こんな文章書いてみたいと思い切り憧れてしまった! 原文はどうなってるのか確かめてみたかったけど、スペイン語ではね……。 もちろん肝心の中身だって、作家の想像力、構成力を強烈に見せつけられた。 これはロマンス小説? それとも、SF? あ、でも、やっぱり違うよね、と思ったら、い…
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次回は?

1月21日の例会で、初めて読書会を試みました。翻訳者(師匠)も担当編集者(永嶋さん)も参加してくれて本格的なものになり、ボストン・テラン女性説も強まり、なかなか面白かったのですが、さて、次回はどうしたらいいか悩んでいます。 せっかく翻訳者がそろっているのですから、もう少し翻訳というテーマに踏み込んでしゃべったほうがいいのではないかとも…
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『ベルファストの12人の亡霊』

スチュアート・ネヴィル/佐藤耕士訳 RHブックス+プラス/2010年8月刊  すでにあちらこちらで高い評価を得ていますが、文句なしにおもしろいです。  個人的にかなりツボ。好みは人それぞれでしょうけれど、さほど読者を選ぶ作品ではないと思いますので、まだ読んでいない方はぜひご一読を。  お話は元IRAのテロリストであるフィ…
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風船を売る男

どうも。 なかなか記事が書けなくてすみません、ひよこです。 ようやく秋らしくなったけど、今朝起きたら妙に暑くて 今日はまた半袖です。 いつ衣替えすればいいんだ…… それはそうと、さっき読み終わった本 シャーロット・アームストロング『風船を売る男』(創元推理文庫)。 ゆうべ読みはじめて、今日は朝から仕事しなく…
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読書会の話の流れで

読書会の話が出ましたので、ちょっと書いてみます。 9月は2週連続で読書会に参加しました。堀川さんの『黒竜江から来た警部』と森嶋さんの『古書の来歴』です。 正直なところ、読書会というものにあまり関心がなかったので、これまで積極的に参加することはありませんでした。出てみて、思ったより面白かったというのが単純な印象でした。 『黒竜江』の…
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読書会に参加しました

9月22日に渋谷で翻訳ミステリ大賞シンジケート主催の読書会がありました。課題はアガサ・クリスティ―の『ホロー荘の殺人』。フランスで映画化された「華麗なるアリバイ」を見たこともあって、参加してきました。初対面の方ばかりの読書会に参加するのは初めてだったので、ドキドキでした。(翻訳ミステリに詳しくないので、なにをやるの…
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『マーチ家の父』書評

初めての書きこみです(ドキドキ) わたしの購読しているメールマガジン『児童文学評論』に 『マーチ家の父』のすばらしい書評が掲載されていたのでご紹介します。 http://archive.mag2.com/0000001208/index.html 内容のコピペは著作権が不安だったので、リンク先に飛ん…
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『黒竜江から来た警部』読書会レポート

9月11日に文京シビックセンター・会議室にて、『黒竜江から来た警部』の読書会がありました。 どんな会だったのかレポートを、というリクエストをいただきましたので、僭越ながら雰囲気だけでもなんとかお伝えできればと思います 読書会には三十名ほどの方々がご参加されました。ほとんどが女性です
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『黒竜江から来た警部』(感想)

ところかまわず我が道を行くジエンと、田舎出の純朴でまじめなディン・ミンの凸凹コンビ。おおいに笑わせてもらいました。ジエンの娘のルームメイト、ソングもなかなかアクが強そうでおもしろい存在でした。 ジエンって品はないし、猪突猛進型のような印象を受けますが、けっこう計算をして動いているところもあるようで、ことばの通じる彼の庭、中国ではそれな…
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「『沼地の記憶』」について

「『沼地の記憶』」について トマス・クックですか。懐かしいですね。いちおうクックの「発見者」を自負しているのですが、近ごろは翻訳でも読んでいません。情けないかぎりです。 自分で訳したもののなかでは、『過去を失くした女』がイチオシですが、好きなのは『死の記憶』。家に何冊かありますので、まだ読んでいない方には謹呈します。ご連絡ください。…
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『沼地の記憶』

年老いた主人公(男性)が、高校教師をしていた二十代の頃の忘れられない出来事を回顧する物語。 ノスタルジックな物語が好みの身としては、どうしたって期待が高まる 高校で“悪”についての授業をする主人公のクラスに、エディという目立たない生徒がいた。エディが幼いころにその父親は殺人を犯し、獄中で死亡してい…
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『高慢と偏見とゾンビ』

ミステリーではないけれど、気になっていたので読んでみた 読みはじめは違和感アリ――というか、どういう心構えで読めばいいのかわからなかった。 かの有名な『高慢と偏見』に無理やりゾンビを押しこめるとは邪道すぎやしないかい? とは、誰もが思うはず。なんといっても、あとがきで訳者自ら“キワモノ”と呼んでいるぐらい…
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「『レースリーダー』」について

「『レースリーダー』」について この作品、偶然の旅行者さんがお褒めになっていたので、翻訳が出てまもなく読んでみました。なぜか、いまひとつ乗れませんでした。印象的な場面や断片的なストーリーは記憶に残っているのですが、最後はどんなだったか思い出せません。変な言い方ですが、「女性向き」の作品なのかもしれませんね。勝手なことを言ってすみません…
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『黒竜江から来た警部』

はじめまして、ワールドカップ・サッカーが終わってもう10日も経っているというのに、けさも午前3時に目を覚ましてしまった田端のスナフキンです。諸般の事情で、こちらではハンドルで失礼します。 さて、先日ご紹介いただいた『黒竜江から来た警部』(サイモン・ルイス 著、堀川志野舞 訳)を読み終えたので、今日はその感想をひとこと。 物語…
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とりあえず書いてみます

まずは宣伝から。 ベストテン狙いではないのですが、RHブックス・プラスのミステリ、7月、8月はお勧めです。 7月は堀川さんに訳していただいた『黒竜江から来た警部』。英語のできない中国人警官がSOSを送ってきた実の娘を探しにイギリスに来るという設定。欧米的デリカシーのない主人公が、中国のパワーを感じさせます。お話もうまくできていますよ…
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